ワインの話

フランス南西地方

ボルドー地 方近 郊で、ガロンヌ川上流域からピレネー山脈北麓にかけてのワイン産地であるシュド・ウエスト。知名度の高いボルドーの影に隠れて、フランスで 最もマイナーで、知る人ぞ知る産地です。 造られるワインのほとんどがテーブルワインの規格ですが、1980年代頃から、次第にAOC規格の上質なワインが造られるようになりました。その代表的なワインは、黒いワインと称されるカオール、土着品種で造られるマディラン、そしてジュランソン、ガイヤックなどいくつかの地域に分かれており、気候風土、ぶどう品種が多彩で、白、赤、ロゼ、貴腐ワインと造られ、個性的でありながらコストパフォーマンスの高いワインが数多く産出されています。 フランスで造られるブランデーの双璧アルマニャックもこの地方で造られています。また、フォアグラやトリュフなど高級食材の産地であります。

<鬼田のおすすめ>
マ デ ィ ラ ン(シャトー・ブスカッセ)この地
特有の品種と国際品種のブレンド、複雑で濃縮感のある味わい。